BtoBサイトの運用代行とWordPress保守を一体で担い、問い合わせ導線の整備・SEOの立て直し・AIO対策を段階的に実施。自然検索のCV率を約10倍に高め、生成AI経由でも問い合わせが届くサイトへ育てました。
プロジェクト概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クライアント | EC事業者向けにBtoBサービスを展開する企業様 |
| 提供スコープ | Webサイト制作/集客・広告運用/プロジェクトマネジメント |
| 使用技術・ツール | WordPress/GA4/Google Search Console/構造化データ/Git |
こんな方に読んでほしい記事です。
- 自社サイトに流入はあるのに、問い合わせ(CV)がなかなか増えない
- WordPressの保守や改修を誰が担うのか曖昧で、改善が後回しになっている
- 生成AIの検索結果や会話型AIで自社が紹介されるために、何をすべきか知りたい
- 社内担当と複数の外部パートナーが同じサイトを触っていて、更新ミスが心配
BtoBサイトの運用では、こうした悩みが同時に起きがちです。今回ご紹介する企業様も、まさに同じ状況からスタートし、約1年半かけて「問い合わせが生まれるサイト」へと段階的に改善を進めてきました。
導入前の課題:流入はあるのに、問い合わせにつながらないサイトだった

クライアントは、EC事業者向けに複数のBtoBサービスを展開する企業様です。コーポレートサイトはサービス紹介・料金・お役立ちコラム・導入事例で構成され、月に数千件規模の流入がありました。一方でサイトを担当するマーケティング部門は少人数で、記事更新や広告運用、社内調整を兼務しており、サイトそのものの改善には手が回らない状態が続いていました。
課題1|読まれても問い合わせに進まない導線
問い合わせや資料請求のボタンはページ最下部に偏り、読者が最後までスクロールしないと次の一歩が見えない構造でした。自然検索から来た人のCV率(自然検索セッションに対する問い合わせ・資料請求の割合)は0.1%前後にとどまっていました。
課題2|検索で見つけてもらえない
Googleでの平均掲載順位は30位台。ページタイトルや見出しがサービス名中心で、検索する人の言葉と噛み合っていませんでした。
課題3|保守と改修の体制が属人的
プラグイン更新やリンク切れの確認が後回しになりやすく、社内担当と複数の外部パートナーが同じサイトを編集するため、作業途中の内容が意図せず公開されてしまうリスクも抱えていました。
「改善したいことは山ほどあるのに、何から手をつければいいか判断できない」。そこで、保守から改善提案、実装までを一社で任せられるパートナーとしてオタツーにご相談いただきました。クライアントの顧客であるEC事業者の目線を、EC支援の現場で理解していることも決め手になりました。
導入プロセス:GA4分析を起点に、BtoBサイトのCV改善とAIO対策を段階的に

STEP1|GA4・サーチコンソールで「どこで取りこぼしているか」を特定
最初に取り組んだのは、施策を決めるためのデータ分析です。GA4とGoogle Search Consoleでチャネル別・ページ別の流入とCVを洗い出し、「流入は多いのにCVがほぼない記事」「料金を試算した直後に離脱しているページ」など、取りこぼしの地点を特定しました。
あわせて、成果につながっていない広告流入を切り分け、広告を除いたCVRを「サイトの実力値」として追う指標設計を行いました。見かけのセッション数に振り回されず、施策の良し悪しを正しく判断するためです。
STEP2|BtoBサイトのCV改善:工数が小さく効果の大きい導線から着手
分析結果をもとに、新たな集客コストをかけずに既存の流入を問い合わせへ変える施策を優先しました。資料請求の導線をヘッダーとスマホ下部に常設し、問い合わせフォームは「サービスのご相談」と「協業・営業のご提案」で入口を分けて、見込みのある相談を取りこぼさない形に改修。さらにコラムの記事冒頭・末尾へのCTA設置、料金試算の直後に相談ボタンと関連サービスへの導線を置く改修、サービスページへの中間CTA設置へと横展開しました。いずれも既存のボタンを流用し、大きな開発をせずに着手できるものから順に進めています。
STEP3|SEOの立て直しとAIO対策:検索にも生成AIにも選ばれる構造へ
サイト全体のSEO調査を行い、約35ページのページタイトルと見出しを検索ニーズに合わせて再設定しました。並行して、生成AIの回答に引用されることを目指すAIO対策にも着手。記事末にQ&Aを入力するとFAQの構造化データが自動で出力される仕組みを実装し、「冒頭に定義と結論を置く」「見出しの階層を整える」といった記事の型をクライアントと共有しました。効果検証が十分でない施策は一旦見送るなど、工数を成果の見込める打ち手に集中させています。
STEP4|WordPress保守運用と、複数社で触れるサイトの更新ルール整備
毎月のプラグイン更新と表示確認、リンク切れチェックを定例化し、PHP・WordPressのバージョンアップも手順を設計したうえで計画的に進めています。複数社が同じサイトを触る体制に合わせて、バージョン管理で作業途中の内容が本番に出ない運用ルールも整備しました。月次定例で数値を共有し、次月のタスクと優先順位をクライアントと一緒に決める伴走型の進め方です。制作から運用まで一社で完結するため、コミュニケーションコストを抑えながら改善のサイクルを回せています。
導入成果:自然検索のCV率が約10倍、生成AI経由でも問い合わせが発生

- 自然検索のCV率が0.1%前後から約1%へ(約10倍)
- Googleでの平均掲載順位が30位台から10位台前半へ
- 広告を除いたCVRが、直近1年の前半と後半の比較で約2割向上
- Q&Aと見出し階層を整えた見本記事は、検索からのクリックが十数件から200件台に増加
- 生成AI経由の流入はまだ少数ながら、CV率は約9%とサイト平均(0.6%)の10倍以上
- Googleの生成AI機能での表示が月約5,000回規模に
成果の土台になったのは、「導線→検索の質→AIへの対応」という順番です。最初に問い合わせの受け皿を整えたことで、その後のSEOで増えた質の高い流入を取りこぼさずにCVへつなげられました。さらにAIO対策で整えた記事の型が、従来の検索と生成AIの両方に効いています。
定例でデータを共有し続けたことで、ご担当者様自身が数字をもとに次の打ち手を判断できるようになったことも大きな変化です。リニューアルした導入事例ページは入力しやすい構成になり、社内での更新もスムーズになりました。
お客様の声
「やりたいことはたくさんあるのに優先順位がつけられなかった状態から、毎月データをもとに『次はこれ』と提案してもらえるようになりました。保守から改善、AI対策まで一つの窓口で相談できるので、安心して任せられるパートナーです。」
(BtoBサービス企業 マーケティング担当者様)
オタツー担当者からのコメント
支援を始めた当初は、改善したいことが多い一方で、どこから着手すべきかが見えにくい状況でした。データで取りこぼしの地点を特定し、小さく早く効く施策から積み上げたことで、数字が少しずつ上向いていく過程をご担当者様と共有できたのが何よりうれしかったです。生成AI経由の問い合わせが生まれたことは、私たちにとっても大きな学びになりました。同じようにサイトの成果に悩む方は、ぜひ一度ご相談ください。これからも伴走していきます。
この事例に関連する提供サービス
BtoBサイトの成果は、制作・集客・運用管理のどれか一つでは伸びきりません。本事例では、サイトの改修、SEO・AIO対策を含む集客、複数社をまたぐ進行管理をオタツーが一体で担ったことで、改善のサイクルを止めずに回し続けられました。「流入はあるのに問い合わせが増えない」とお悩みの方は、以下のサービスをご覧ください。
⇒ Webサイト制作
⇒ 集客・広告運用
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