これからECサイトを始めよう、と考えている担当者の方が最もお悩みのポイントは、「どのプラットフォームを利用しよう」ということではないでしょうか。
最初から楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールを利用しようとお考えの場合は別ですが、今後自社ECサイトを運用していこうと検討しているのであれば、カート選びは最大の問題になるかと思います。
以前、オタツーではECサイトを始めるにあたりおススメのプラットフォームとしてShopifyをご紹介いたしました。
自社ECを始めるならShopifyがおすすめ! 自分で構築できる自社ECサイト
もちろん、Shopifyの他にも無料で利用できるショッピングカートはあります。
今回は、その中でも有名なBASEとShopifyの比較と、それぞれどんな方にお勧めなのかをご紹介しようと思います。
新しくECサイトを立ち上げようとお考えの際に、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Shopify・BASEの費用比較
まずは一番気になるでしょう、費用面やサービス内容についてみていきましょう。
ShopifyとBASEの料金比較
Shopify | BASE | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
販売手数料 | $33~$399 ※「Shopify Plus」を除く |
0円~5,980円 |
決済手数料 | オンラインで3.4% + 0円 ベーシックプランの場合 |
3.6%+40円 ※スタンダードプランの場合 |
振込手数料 | 0円 ※Shopifyペイメント利用 |
250円 ※2万円以上の場合 |
入金サイクル | 翌週の金曜日(最短5営業日) | 振込申請から10営業日以内 |
※2023年8月30日現在のデータです。
双方を比較したところ、かかる費用に大きな違いはありません。
初期費用や月々の支払いを押さえたい場合、販売手数料やShopifyペイメント(月額25$ ※2023年8月30日現在)の月額費用が掛からないBASEを選択するのがよいでしょう。
ShopifyとBASEの決済方法比較
Shopify | BASE | |
---|---|---|
クレジットカード | VISA、AMEX、JCB、MasterCard | VISA、AMEX、JCB、MasterCard |
携帯キャリア決済 | 可 | 可 |
コンビニ決済 | 可 | 可 |
銀行振込 | 可 | 可 |
ID決済 | Apple Pay、Google Pay、Amazon Pay、PayPal、Shop Pay他 | PayPalのみ |
代金引換 | 可 | 不可 |
後払い決済 | 可 | 可 |
※2023年8月30日現在のデータです。
利用者が選べる支払方法が最も多いのはShopifyでした。
ShopifyとBASEの機能比較
Shopify | BASE | |
---|---|---|
メルマガ配信 | 可 | 可 |
多言語対応 | 19ヵ国語に対応 | 英語のみ |
海外配送 | 可 | 可 |
SNS連携 | Facebook、Instagram、X(Twitter)、Pinterest、Tumblr | Facebook、Instagram、Twitter、LINE公式、Ameba |
ブログ機能 | 〇 | 〇 |
レビュー機能 | 〇 | 〇 |
Google アナリティクス | 〇 | 〇 |
※2023年8月30日現在のデータです。
利用できる機能については大幅な違いはありません。
Shopifyは多言語対応の範囲が広いのがメリットですが、英語圏以外の対応をしない場合にはそれほど問題にならないでしょう。
ShopifyとBASEのサイト制作機能比較
Shopify | BASE | |
---|---|---|
商品登録数 | 制限なし | 制限なし |
商品画像登録数 | 1商品250枚まで | 1商品20枚まで |
無料テンプレート数 | 12 | 10 |
有料テンプレート数 | 145 | 100 |
HTML・CSSの編集 | 可 | 可 |
独自ドメイン設定 | 可 | 可 |
SSL | 可 | 可 |
※2023年8月30日現在のデータです。
Shopifyの商品画像の登録枚数が圧倒的です。
有料テンプレート数はShopifyに軍配が上がりますが、無料テンプレートは大差なく、それ以外の機能についても大きな差はありませんでした。
ShopifyとBASE、どっちがおすすめ?
全体的な機能を比較した場合、ShopifyもBASEも機能や費用に大きな差はないと見て良いでしょう。
では、それ以外の部分でどのように判断をすればよいのでしょうか。
費用を抑えてECサイトを始めるならBASE
BASEは2019年以降のコロナ禍からショップの開設数が増えています。
https://eczine.jp/news/detail/8100
無料でECサイトを開設できる、分かりやすい管理画面、手軽に始められるといったところがメリットです。
また、追加機能としてのアプリも豊富なため、ある程度特色を出したサイトを制作することも可能です。
無料プランのカスタマイズ性がそこまで高くないことと、グロースプランの月額利用料が割高なのがネックですが、まずECサイトを運営してみよう、と考えている場合にはおススメのプラットフォームです。
事業拡大を見据えるならShopify
明確な事業プランがある、他の無料カートで運営をしたが限界を感じた、売上をきっちり建てたいという場合にはShopifyがおススメです。
月額料金はBASEや他の無料カートと比べて割高に感じますが、その分ShopifyはECサイト運営を行う上でできることの幅がとても広いです。
また、豊富なアプリを使いカスタマイズを行うことでECサイトに独自性を出せること、ブログ機能やSNS連携、SEOフレンドリーなどECサイト運営に必要な機能が整っていることも特徴です。
逆に知識がない場合や明確なビジョンがない場合などは、その機能の多さで運営につまづいてしまうこともあるかもしれません。
ビジョンはある、計画もあるけれど技術面が不安…という場合はぜひオタツーにご相談ください。
ShopifyでのECサイト構築実績もあり、様々な店舗様のECサイト運営代行もお任せ頂いております。
shopifyで自社ECサイト開店代行
ECサイトを立ち上げたい、グローバルなECサイト運営を行いたい、という担当者様はぜひ一度、オタツーへご相談ください!