自社ECが簡単に作れる、Shopifyとは
Shopifyとは、オンラインストアやECサイトを簡単に構築・運営するためのプラットフォームです。
専門的な技術の知識やプログラミングのスキルがなくても、ECサイトを立ち上げることができる為、日本でも着々とシェアを伸ばし、Store Leadsによれば2023年の段階で2万店舗以上がShopifyを導入しているとのことです。
出展:Store Leads
Shopifyは世界170ヵ国以上で利用されており、様々な言語等に対応しているため、越境ECへの参入障壁が下がる大きな要因とも言われています。
越境ECとは
越境ECとは、日本国内に縛られずに様々な国でECサイトを通じて取引・販売を行うことです。ここでは日本国内から海外の顧客へ向けて商品やサービスを販売することを指します。
今回は、Shopifyで自社ECサイトを立ち上げるための準備や、実際にやるべきことなどをお話いたします。
目次
ShopifyでECサイトを始めるメリットとは?
自社ECサイトを始めるにあたり、Shopifyを使うメリットはいくつかあります。
難易度が低く使いやすい
Shopifyは、直感的な操作ができる非常に使いやすいECに特化したプラットフォームです。
シンプルな管理画面は分かりやすく、プログラミングの専門知識がなくても様々な機能を追加することができ、簡単にECサイトを作成することができます。
多少の英語の知識は必要になりますが、翻訳ツール等を介することで問題なく使用ができます。
豊富な機能とカスタマイズ性
Shopifyは様々な機能を提供していて、ECサイトの構築や運営、マーケティングに必要なツールを網羅しています。
商品管理、注文処理、在庫管理、様々な決済や配送管理などECに必要な様々な機能をカバーしています。
デザインやテーマについても様々に用意されていて、ECストアのデザインやレイアウトをカスタマイズすることもできます。
その他、Shopifyのアプリストアから追加機能や拡張機能を導入し、ECサイト運営の幅を広げることができます。
セキュリティ対策
SSL暗号化、データバックアップ、不正防止、2段階認証などのセキュリティ対策がなされています。
また、24時間365日のサポート、高い稼働率、信頼性の高いホスティングインフラストラクチャも提供されていて、安心して利用することができます。
ShopifyでECサイトを立ち上げよう
それでは実際にShopifyでECサイトを運営するまでの大まかな流れを説明します。まずは、ECサイトの立ち上げから見てみましょう。
アカウントの作成
まずはShopify.comへアクセスします。
トップ画面の「無料体験をはじめる」からアカウントを作成します。
まずはこの3日間無料プランから始めましょう。この段階でクレジットカードなど支払い手続きの情報は必要ありません。
この間、ShopifyでのECサイト運営や必要な機能などを確認し、無料期間が終了するまでに実際どのプランで運営するのかを検討しましょう。
デザインテンプレートの選択
続いてデザインテンプレートを選択します。
これは後からの変更もできますが、実際に運営を始めてしばらく経ってからやっぱり変更……とするのは、大がかりな回収作業が必要になる場合があるのでなかなか大変かと思います。
少し時間をかけても、自社の運営するECサイトの雰囲気や取り扱う商材、今後の展望などにマッチしたものを選択しましょう。
後々の変更には手間がかかることがありますが、できない訳ではないのでそこまで深刻になる必要はありませんが、あまりにもかけ離れたテーマを選択したりしないよう気を付けていけば問題ありません。
商品を販売する準備を始めよう
Shopifyでは簡単に商品の登録ができます。商品がなければECサイトは始まりません。どんどん進めていきましょう。
商品登録をしよう
まず、管理画面にログインして「商品」メニューを選択します。
そして、新しい商品を作成するために必要な情報を入力していきます。
商品名や説明文、価格などを入力し、商品画像もアップロードします。
また、カテゴリーやタグを設定しておくことで、ユーザーが商品を見つけやすくなります。
在庫管理をしよう
商品登録後は在庫管理も簡単に行えます。
在庫数を設定し、商品が売れた際に自動的に在庫が減るように設定することもできます。
また、在庫数が一定数以下になった時に通知メールが届くように設定することも可能なので、注文を見逃すリスクも減らせます。
商品登録と在庫管理機能を上手に活用することで、効率的なECサイト運営が可能です。
決済・配送に関する情報を設定しよう
続いては、こちらもECサイトに必要な配送情報と、決済に関する情報の設定です。
どんなECサイトにとっても重要な部分ですので、ここでもきちんと内容を確認し、誤りや漏れがないようにしましょう。
決済に関する設定
Shopifyでは、様々な支払い方法を簡単に設定することができます。
Shopify独自の決済方法であるShopifyPayment、各種QRコード決済、Amazon Pay、Google Pay、Apple Pay、キャリア決済や定番のクレジットカード決済、銀行振込にも対応しており、国内はもちろん越境ECを行う場合にも対応しています。
管理画面から支払方法一覧を確認し、その中から自社ECに合った決済方法を選択するだけなので、簡単に設定ができます。
配送に関する設定
Shopifyでは、国内外の配送方法を柔軟に設定することができます。
例えば、佐川急便やヤマト運輸など、日本国内の配送業者の他にも、国際配送を行うためのDHLやFedExなども利用することができます。
こちらも決済方法同様簡単で、管理画面から配送業者の一覧から選択するだけです。
※配送会社との契約は別途店舗様が行う必要があります。
Shopifyの強みは、このような複雑な手続きや技術的な知識を持っていなくても、効率的に支払い方法や配送方法を設定することができる部分にあるのです。
SEO対策もマーケティング戦略も、Shopifyで
実際にECサイトを立ち上げた後必要になるのが、集客等に関するマーケティング戦略です。
SEO施策の実行
集客に関して必要になってくるのがSEOです。
以前に何度か、SEOの対策に関する手法や必要な対策についてのお話をしましたが、ShopifyはSEO施策についての基本的な機能が備わっています。
SEO対策は何からやればいい?手順や実際の方法を紹介!
- titleタグ、メタディスクリプション(ページ概要)の設定
- 画像のalt設定(代替テキスト設定)
その他、XMLサイトマップの作成やrobots.txtの作成(検索エンジン対策)などのSEO施策にも対応しており、適切なキーワードの設定なども可能です。
ユーザーにリーチするマーケティング
SEOの他にも、ShopifyではコンテンツマーケティングやFacebook広告、SNSの活用など様々なマーケティングの手段が用意されています。
ブログ投稿の機能もあるので、ECサイトのために新しくブログのアカウントを作成する必要もなく、Shopifyのアカウントがあればこれらのマーケティングを管理することができるというのも便利な点です。
Shopifyで自社ECを始めよう!
駆け足で簡単にですが、Shopifyの良さについて紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
自社ECサイトの立ち上げの簡単さ、越境ECへの参入障壁の低さ、豊富なアプリやカスタマイズ機能、マーケティング機能、Shopifyユーザーによるコミュニティでの問題解決能力など、ShopifyはECサイト運営が初めての方にもおススメのプラットフォームです。
実際ECサイトを立ち上げる、運営するとなると分からない部分や対応しきれない箇所なども出てくるかもしれません。
オタツーでは、Shopifyに特化した自社ECの開店代行や出店後の定額サポートなどに対応いたしております。
shopifyで自社ECサイト開店代行ShopifyでECサイトを立ち上げたいけど手を付けられていない、新しく自社ECサイトを立ち上げたいけれどプラットフォームが選べない、などのお悩みを抱えているEC運営担当者様は、ぜひいちどオタツーにご相談ください。