webを通じたビジネスや集客を考えるなら、SEO対策が欠かせません。
検索されるサイトを目指すことで、新しい見込み客や情報を求めるユーザーを、効率よく集められます。
SEO対策という言葉は一般的になってきましたが、方法がよく分からない……という方がいるのも事実。
今すぐできる手順や方法を、たしかめてみましょう。
SEO対策とは
SEO対策とは、検索を行った時に、自サイトが表示される順位を上げるための手段です。 「Search Engine Optimization」を略した言葉で、日本語では、検索エンジン最適化、という意味を持ちます。
検索順位を上げるためには、検索エンジンの考え方を知る必要があり、その方法は時代によって変化します。
以前は、外部サイトからのアクセスが多いほど順位が上がる、と言われていましたが、現在は各サイトで扱っている記事の内容や質も重視されるようになり、より的を射た対策が必要になりました。
実際に検索を行ってみると、上位にあがってくるサイトは、キーワードを羅列しているだけでなく、読みやすさや見やすさ、記事の質やボリュームが優れていることに気付きます。
SEO対策でも、ロボット相手に対策を練るのではなく、ユーザー目線で必要な情報を分かりやすく得られるコンテンツが求められているのです。
SEO対策のメリット・デメリット
SEO対策は、サイトの露出に必要な一手ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。
事前にメリット、デメリットを知った上で、導入するかどうかを検討しましょう。
SEO対策のメリット
SEO対策を行う一番のメリットは、自社の商品やサービスに興味のあるユーザーを、多く集められることです。営業へ出かけたり、広告を打ち出したりしなくても、待っているだけで集客できるため、余計な費用をかけずにすみます。
通常では巡り合えない新規顧客を、スピーディに集められるため、企業やサイトの成長につながるでしょう。
一時的な効果になるケースが多い広告とは違い、一度対策を行えば、中長期的にアクセスが見込める点も、SEO対策のメリットです。
対策を行えば行うほど、自社や商品の価値が上がっていくため、将来的にみても大きな資産になります。
同業他社と比較される場合も、検索上位であればあるほど信頼度がアップします。
選ばれるサイト、企業を目指すなら、SEOを意識してみましょう。
SEO対策のデメリット
SEO対策のデメリットは、行った対策が必ずしも成功するとは限らない点です。
何をするべきなのかが分かっていても、上手に取り入れられない、というケースもあるでしょう。
SEO対策を、外部業者へ任せる企業も多いのですが、業者選びに失敗してしまうと、思うような成果が出ないまま、費用だけがかかってしまう例もあります。
委託する場合は、これまでの実績やサポート面をチェックした上で、納得できる業者を選択しましょう。
SEO対策は質の良いサイト作りにつながりますが、そもそものサービスや商品に魅力や需要がない場合は、集客にはつながりません。自サイトがユーザーから求められる内容になっているのか、冷静に判断する必要があります。
爆発的なヒットを目指したい場合も、SEO対策向きではありません。
SEO対策は、サイトの形を整えながら、中長期的に集客していく考え方です。
そのため、じっくりサイトの価値を高めていきたい、企業やサービス向けの手法となっています。
SEO対策の手順
実際にSEO対策をはじめる場合、どのような手順で進めていけば良いのでしょうか?
基本の流れは、キーワード選定→コンテンツ対策→内部対策→外部対策となります。
これらは、同時進行で行うことも可能です。
できることからスタートして、1ヶ月先、半年先のアクセスアップを目指しましょう。
キーワード選定
自社サイトをどのキーワードで検索上位にしたいのか、SEO対策はこのキーワード選定がもっとも重要なカギとなります。キーワードが決定すれば、次に行うべきことがどんどん見えていきますので、慎重に検討しましょう。
決定に至るまでには、同業他社が選ばれているキーワードを探ったり、ユーザー目線で検索されるであろうキーワードを想像したり、さまざまな方法を試します。
SEO対策のプロは、キーワード分析やアクセス解析などを利用して、より高度なキーワード選定を行いますので、キーワード選びで失敗したくないなら、頼ってみましょう。
自社で選定する場合は、複数の解析サイトやソフトを利用して、多方向から分析を行うのがおすすめです。
キーワードの候補がいくつか挙げられたら、似たものを統一したり、競合が多いものを省いたりして、ブラッシュアップしていきます。ニッチなワードもうまく組み合わせながら、情報を求めるユーザーに届くキーワードを決定しましょう。
コンテンツ対策
キーワードが決定したら、ワードに添ったコンテンツを作成していきます。
どのキーワードからはじめていくのか、順位をつけておくと、スムーズに進められるでしょう。
コンテンツ対策では、競合よりも質の高いページ制作が求められます。
ユーザーが求めている情報をしっかり取り入れながら、自社だけの売りや特徴を盛り込むことで、豊かなコンテンツを目指せるでしょう。
SEO対策は主にGoogle向けに行われますが、Googleの考え方の一つにユーザー第一主義という基本理念があります。
キーワードに沿った記事作りは当然大切ですが、検索順位を上げたいなら、利用者にとって過ごしやすいサイトになっているのかどうかを、常にチェックしましょう。
内部対策
キーワードを選定し、コンテンツが充実してきたら、その情報を生かすための内部対策を行います。
せっかく良いサイトを作成しても、検索エンジンがそれを認めて居なければ意味がありません。
そのために必要なのが、インデックス登録です。
新規投稿をしたり、更新を行ったりした際には、インデックス登録をセットで行う習慣をつけておきましょう。
作成したコンテンツの内容も、非常に重要です。
SEO対策では、読んだ人にとってプラスになる記事があるかどうかが、成功の決め手になります。
内容が薄いページがあれば、ボリュームアップしたり、文字数を増やしたり、といった見直しを行いましょう。
1つの記事を読んだ後に、別記事で情報を補足できるような場合は、内部リンクを作っておくと、よりSEO的に良い結果へつながります。
それと同時に、
- 適切なタグが使われているかどうか。
- 適時見出しや小見出しを使用されているかどうか。
- 読者がストレスなく読み進められる内容になっているかどうか。
といった点に配慮しながら、進めていきましょう。
外部対策
内部対策と同時に進行していきたいのが、外部対策です。
内部対策は、自社ページの中身に注目しますが、外部対策ではどのリンクからページにアクセスされたのか、アクセスされやすくするにはどうしたら良いのかを分析していきます。
アクセス元の力が弱い場合、コンテンツの価値が挙げられないため、アピールの仕方も意識しましょう。
合わせて、サイト内にガイドライン違反がないか、意味もなくサイトへ誘導する内容になっていないかなどをチェックします。
内容が豊富で、誰もがストレスなくアクセス、閲覧できるサイトになれば、SEO対策は完了です。
自然とアクセス数がアップしていきますので、引き続きコンテンツを充実させながら、さらなる強化を図っていきましょう。
まとめ
SEO対策の基本、分かって頂けたでしょうか?
多くの人から愛されるサイトを目指すためには、細かな気遣いや配慮が求められます。
ユーザー目線に立って、かゆいところに手が届くような記事を作成していくと、評価がどんどん上がっていきます。
サイトを作るなら必ずSEO対策をセットにして、新規ユーザーや見込み客を、どんどん集客していきましょう。