ゲーム・エンタメ企業様のキャラクターグッズ公式ECを、Shopify構築と北米向け越境EC対応を同時に進める「ミニマムスタート」設計で、ご相談から約5ヶ月で公開しました。
プロジェクト概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クライアント | ゲーム・エンタメ企業様(キャラクターグッズの公式EC) |
| 提供スコープ | ECサイト構築 |
| 使用技術・ツール | Shopify/多言語・越境対応設定/配送カスタムアプリ/問い合わせフォームアプリ |
こんな方に読んでほしい事例です。
- キャラクターグッズやIP商材のECを、自社公式ストアとして立ち上げたい
- Shopify構築を検討しているが、最初からどこまで作り込むべきか迷っている
- 国内向けと同時に、海外ファン向けの越境ECも始めたい
- 公開後に商品を増やしていく前提で、運用しやすいサイトにしたい
公式ECを新たに立ち上げる際、「要件を盛り込みすぎて公開が遅れる」「海外対応は後回しになる」というケースは少なくありません。本記事では、まさにその悩みからスタートし、国内・海外同時に公式ストアを立ち上げた事例をご紹介します。
導入前の課題:国内外のファンに届ける公式ECの「器」がなかった

クライアント様は、ゲームを中心としたエンタメコンテンツを展開する企業様です。作品やキャラクターの人気の高まりとともに、缶バッジやアクリルスタンドなどのキャラクターグッズを「公式として」ファンに直接届けたいというニーズが強まっていました。一方で、社内にはShopify構築やEC運営のノウハウを持つ専任担当がおらず、何から着手すべきか整理しきれない状態でした。
課題1:グッズ販売に適した公式ECの設計がわからない
キャラクターグッズのECは、一般的な物販ECとは買われ方が異なります。ファンは「推しのキャラクター」から商品を探し、新作やランキングを頻繁にチェックします。季節イベントに合わせた限定グッズやセールも欠かせません。こうした購買行動に合った導線をどう設計すべきか、社内では判断材料が不足していました。
課題2:北米向け越境ECを同時に立ち上げたい
作品は海外にもファンを抱えており、北米向けの販売チャネルも必要でした。しかし、言語切り替えや海外配送の設定など、越境EC特有の要件をどう組み込むかは未知の領域。国内サイトを先に作り、海外は後から、という進め方では機会を逃してしまうという危機感がありました。
課題3:公開後の運用を見据えた「拡張しやすさ」
リリース時点の商品数は20〜30SKU程度で、その後は運用しながら少しずつ追加していく計画でした。最初から作り込みすぎると公開が遅れ、逆に簡素すぎると後から改修コストがかさみます。「秋頃にはリリースしたい」という明確な期限もあり、スピードと拡張性の両立が求められていました。
こうした状況の中、Shopify構築と越境EC、さらに公開後の運営までを一貫して相談できるパートナーを探されていたところ、オタツーにお声がけいただきました。Shopifyでの構築・運用保守の実績が豊富であること、ミニマムスタートから成長に合わせて並走できる体制が決め手となりました。
導入プロセス:ミニマムスタートで「早く公開し、育てていく」Shopify構築

STEP1|要件定義で「リリース時に必要なもの」を絞り込む
まず行ったのは、キックオフミーティングでの要件の棚卸しです。サイトマップ・画面構成・導入アプリ・越境対応の4つの観点で、クライアント様のご要望を洗い出しました。
そのうえで、オタツーが提案したのが「ミニマムスタート」の方針です。すべての要望を初期リリースに詰め込むのではなく、公開時に必要な機能に絞り、それ以外は運用しながら拡張できる設計にする。期限内に確実に公開しつつ、将来の改修コストも抑えるための判断です。豊富な支援実績の中で、「作り込みすぎて公開が遅れる」ケースを多く見てきたからこその提案でした。
STEP2|キャラクターグッズECに最適化したUI/UX設計
次に、画面設計書(ワイヤーフレーム)を作成し、ファンの購買行動に合わせた導線を設計しました。
- キャラクターで探す:推しキャラクターから商品一覧にたどり着ける導線
- カテゴリで探す:アクリルスタンド・缶バッジなど商品種別からの絞り込み
- 人気ランキング・新着商品:トップページで話題の商品を一目で把握
- 過去に購入した商品・最近閲覧した商品:シリーズもののコレクション購入を後押し
スマートフォンからの閲覧が中心になることを想定し、SP画面を起点に設計。画面設計書はクライアント様と複数回すり合わせを重ね、作品の世界観を損なわないデザインに仕上げていきました。ランキング掲載やセール設定を運用担当者が扱いやすいよう、管理画面での操作性まで考慮しています。
STEP3|Shopify越境ECの設定で北米向け販売を同時立ち上げ
国内サイトの構築と並行して、北米向けの越境EC設定を進めました。言語切り替えや海外配送に関する設定を行い、国内・海外のファンが同じ公式ストアで購入できる環境を整備しています。
越境ECは後から追加すると、商品データや配送設定の二重管理が発生しがちです。そこで、構築の初期段階から越境対応を前提とした設計にすることで、公開後の運用負荷を抑えました。
STEP4|アプリ選定・商品登録から公開まで一気通貫
Shopifyの基本設定・デザイン実装に加え、配送条件に合わせたカスタムアプリや問い合わせフォームアプリの選定・設定まで対応。初期商品の登録、表示チェック、公開準備までをワンストップで進めました。
プロジェクト中はチャットでの日常的なやりとりと定期的なオンラインミーティングを組み合わせ、進捗と課題をクライアント様と共有。制作から運営まで一社で完結できる体制のため、仕様確認のたびに複数の会社へ問い合わせる必要がなく、コミュニケーションコストを最小限に抑えられました。
導入成果:国内・海外同時に公式ECを公開し、運用で育てる体制へ

- ご相談から約5ヶ月でShopify公式ECを公開(当初目標の「秋頃リリース」を実現)
- 北米向け越境EC対応を初期リリースに同時搭載し、海外ファンへの販路を確保
- キャラクター・カテゴリ・ランキングなど、グッズECに特化した購買導線を実装
- 20〜30SKUでスタートし、季節イベントの限定グッズなどを運用しながら追加できる体制を構築
- 公開後も2年近くにわたり、保守・運営面で継続的に並走
成果の背景には、要件定義の段階で「初期に必要なもの」と「運用で育てるもの」を明確に切り分けたことがあります。ミニマムスタートにより期限内の公開を実現しながら、拡張性を持たせた設計のおかげで、公開後の商品追加やイベント対応もスムーズに行えています。
また、越境対応を最初から組み込んだことで、国内・海外で別々にサイトを管理する必要がなくなりました。クライアント様からは「ECは難しいものだと思っていたが、何を優先すべきかが見えたことで、安心して公開日を迎えられた」との声をいただいています。
お客様の声
「要件をどこまで盛り込むべきか迷っていた段階から、優先順位を一緒に整理していただきました。国内と海外を同時に立ち上げられたことで、ファンの皆さまにいち早く公式グッズを届けられています。公開後も相談しやすく、頼れるパートナーだと感じています。」
(ゲーム・エンタメ企業様 EC担当者)
オタツー担当者からのコメント
ご相談をいただいた当初は、国内と北米向けを同時に、しかも限られた期間で立ち上げるという難しい条件でした。だからこそ「最初から完璧を目指さない」ミニマムスタートをご提案し、クライアント様と一緒に優先順位を決めていけたことが、期限内の公開につながったと感じています。
キャラクターグッズならではの「推しから探す」導線設計は、私たちにとっても大きな学びでした。公式ECの立ち上げや越境ECに悩まれている方は、ぜひお気軽にご相談ください。これからも、サイトの成長に伴走していきたいと思います。
この事例に関連する提供サービス
Shopify構築では、公開時の要件を絞り込み、運用しながら拡張できる設計にすることが、スピードと将来のコスト削減の両立につながります。越境ECやキャラクターグッズなど特有の要件がある場合も、構築初期から組み込むことで運用負荷を抑えられます。「公式ECを立ち上げたいが、何から始めればいいかわからない」という段階から、オタツーがご支援します。
⇒ ECサイト構築
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