楽天やYahoo!ショッピングに新商品を登録するとき、商品画像と簡単な説明だけで済ませてしまうことはありませんか?
忙しい中や登録される商品点数が多い店舗様だと、そのひとつひとつに時間を掛けている暇はないことも多いでしょう。
また、本当はランディングページを作りたいけれど、その時間や技術がない……という場合もあるかと思います。
今回は、そんな時のために、簡単に作れる楽天のランディングページの基本的な構成のお話をしたいと思います。
目次
そもそも、ランディングページって?
楽天市場でいろいろな店舗様のページを見ると、商品カートにたどり着く前に、たくさんの商品を説明する画像やテキストが縦に並んでいると思います。
それが、ランディングページです。
ランディングページ(Landing Page)とは、GoogleやYahoo!検索、また広告などを経由しユーザーが最初にアクセスするページのことです。
楽天市場やYahoo!ショッピングにおけるランディングページ(以下:LP)は、ユーザーに商品を購入するという着地点を目的とした縦長のレイアウトページを意味することが多いです。
今回は、こちらのLPのお話をメインに進めていきます。
また、Yahoo!ショッピングやauPAYモールは、楽天とは構成が異なりLPより前に購入ボタンや商品画像が確認できる仕様になっているため、楽天のLPとはまた少し意味が異なります。
ランディングページの基本的な構成
楽天用の、簡単にできるLPの構成について説明します。
この順序をテンプレート化すれば、一度LPを作ってしまえば次に別の商品ページにも流用できる形になるので、憶えておくと有効に活用できるかもしれません。
- ファーストビュー
- 共感・喚起
- 商品の特長
- 商品詳細
- Q&A、お客様の声
- 商品スペック
これらひとつひとつについて、解説していきます。
ファーストビュー
その名前の通り、商品ページの中で一番最初に目につく箇所になります。
ここに多くの情報を入れるのではなく、一番目を引く商品画像やキャッチコピー、受賞歴などを分かりやすく配置します。
たとえば食品ならシズル感のある画像、アパレルなら着用イメージ、サプリや美容商品なら「綺麗になるイメージ」などの画像を配置し、初見でインパクトを与えられるような画像を作成します。
共感・喚起
ここではまず、離脱率を下げるために「検索で商品ページにたどり着いたユーザー」に、商品に対しての興味を持ってもらうような内容を配置します。
楽天ランキングを受賞したことがある商品であればそれを知らせる内容を表示し、「この商品は楽天で人気がある商品なんだ」という興味を持ってもらうことができます。
お悩み商材であれば、「この商品はこういうお悩みを持つ人に役に立つ商品だ」ということを理解してもらえるように、「こんなお悩みはありませんか?」と言った呼びかけを行います。
また、アパレルやコスメであれば、カラーバリエーションなどを見せ「これだけの選択肢があります」という訴求や、「体型カバー」「春の新色」など興味を持たれるようなコピーでユーザーに興味を持ってもらえるようにします。
商品の特長
ファーストビューと同じく、簡潔ですが分かりやすい説明を挿入します。
②でユーザーに対して呼び掛けた内容に応えるような内容や、「ぷりぷりの蟹」や「お風呂で使えるムダ毛ケア」など、一言で「どういう利点のある商品なのか」が分かるような、ファーストビューよりも一段詳しい内容の説明をします。
簡単な文章を添えるのも、分かりやすくて良いです。
商品詳細
続いて、実際に商品の良いところを説明してきます。
食品であれば生産者やメニューの考案者、アパレルであれば開発にかかわった人のお話など、ストーリーを盛り込むことにより、より商品のこだわりへの理解が深まる様になります。
ここまでで商品に興味を持ってもらえなければページからユーザーが離脱してしまうので、「自分が楽天で検索してこういう商品を探していたらどこが気になるか」「どういう説明があれば嬉しいか」などを考えながら作成します。
実際に、競合他社さんの似たような商品を検索してみて、「この説明があると助かる」や「ここにもっとこういう説明が欲しかった」というような内容を盛り込んでみましょう。
Q&A、お客様の声
実際に商品を使う際にユーザーから生まれそうな疑問は、あらかじめ提示しておくことでページ離脱や問い合わせを減らすことができます。
実際に商品を作った方からすれば思い付かないような質問も中にはあるかと思いますので、ユーザーからの問い合わせ件数が多かった内容なども、随時追加していけるようにしておくとよいでしょう。
また、ユーザーレビューも見えるようにしておくと「商品の口コミをレビューページまで見に行く」という離脱が減るため、可能であれば楽天の商品レビューをそのまま掲載しておくとよいでしょう。
商品スペック
ここでは詳細な商品のスペックを表記します。
サイズ、セット内容、カラーバリエーション、素材や原材料など、「実際の店舗なら手に取って確認できる内容」はすべて表記して問題ありません。
まずは目玉商品から! ランディングページでCVを上げよう
説明をした6つのポイントを押さえれば、簡単なLPの作成ができます。
また、販売説明文の箇所にテキストを入れなければ……と考えられるかもしれませんが、楽天のSEOで必要なのは商品名とキャッチコピー、そしてプロダクトカテゴリの設定です。
楽天ショップ担当者必見!商品名を見直してアクセス改善! 今すぐできる楽天SEOとは?
LPの画像を正方形サイズで作成すれば、商品画像としても登録できるためスマホなどで確認する際にも活用できます。
自分たちでできる範囲を、とお考えの店舗様はぜひ、この記事を参考にLP作成をして見てください。
無料のツールでLPを作成する方法なども今後ご紹介していきたいと思います。
時間がない! 技術が不安! という店舗様はぜひ、オタツーにご相談ください。
株式会社オタツーではネットショップの運営代行のほかに、制作のスポット代行なども行っております。
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