こんなに違う、ECモールのSEO!狙うのは集客ではなく「売れる」キーワード

こんなに違う、ECモールのSEO!狙うのは集客ではなく「売れる」キーワード
                        

自社ECとECモールをお持ちの皆様は、それぞれ異なるSEOの施策を打っていますか?

自社ECではYahoo!検索やGoogle検索などの検索エンジンに対するSEOが必要になりますが、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモール内でのSEOは、それらとは違った対策が必要になります。

今回は、自社ECとECモールでのSEOの違いについて考えてみたいと思います。

自社ECとECモールの違いとは?

自社ECとECモールの違いとは?

ECモールと自社ECサイトでは、プラットフォームの性質や運営ポリシーに応じて異なるSEOアプローチが求められます。
どちらの場合も、ターゲットオーディエンスに価値を提供するコンテンツや最適なユーザーエクスペリエンスを提供することが、成功の鍵となります。

それぞれのポイントについて見ていきましょう。

自社ECサイトでのSEO

独自のブランドとコントロール

自社ECサイトは取り扱う商品やブランドのイメージを独自に築くことができます。

サイトのデザインや構造、コンテンツなど(選ぶASPカートによりますが)自社内で完全にコントロールすることが可能です。

これにより、自社EC独自のSEO戦略を展開することができます。

コンテンツSEO

自社ECサイトでは、ブログ記事、ユーザーガイド、情報ページなど、商品以外のコンテンツも重要となります。

これらのコンテンツマーケティングを活用し、訪問数や閲覧数を増やすことが可能です。

コンテンツSEOは、ユーザーに有益な情報を提供しつつ、検索エンジンのアルゴリズムに適合させるバランスを保つことが鍵となります。

質の高いコンテンツを提供し、ユーザーに価値を提供することを重視しながら、検索エンジンのアルゴリズムに合わせた最適化を行っていきましょう。

テクニカルSEO

ユーザーに対してどれだけ有益な情報を提供できるかというのがコンテンツSEOと呼ばれるのに対し、検索エンジンに対してページ内部構造を最適化し、より早くSEOの評価を上げる施策をテクニカルSEOと言います。

自社ECサイトではこの、サイトの速度最適化、構造化データの導入、正しいURL構造の設定などのテクニカルSEOが求められます。

ECモールでのSEO

プラットフォーム内での共通ルール

楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールは複数の販売業者が同じプラットフォームを共有しているため、個別の制約やルールが存在します。
モール全体のルールに従ってコンテンツを最適化する必要があります。

無料商品リスティングの重要性

無料商品リスティングとは、Googleで何かを検索した際などに表示される「ショッピング」「画像検索」「Google検索」の様々な箇所に無料で商品情報を掲載される枠のことです。

無料商品リスティング

商品タイトル、説明、カテゴリ、タグなどを適切に設定し、ユーザーが検索する際に表示されやすくする必要があります。

ユーザーレビューの重要性

ECモールではレビューや評価が重要な信頼性指標となります。ポジティブな評価を獲得し、ユーザーに安心感を提供することが大切です。

そのため、ユーザーレビューを集める施策やキャンペーン企画なども重要になります。

大まかに分けると、楽天市場では楽天のSEO対策を活用することができますが、ECサイトでは自社サイトのSEO対策を重視する必要があるということになります。

ECモールでのSEOが重要な理由とは?

自社ECサイトのSEOについて、以前からその重要性について何度かまとめておりますが、ECモールでのSEOはどういった理由で重要になるのでしょうか?

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競合多店舗との差別化

楽天市場やYahoo!ショッピング等のECモールは多くの店舗が出店しているため、同じカテゴリ内での競争が激しいです。
適切なSEO対策を行うことで、他店舗と差別化し、自社店舗の商品やサービスを目立たせることができます。

購買意欲の高いユーザーが多い

ECモールにアクセスするユーザーは、購買意向が高い傾向があります。
例えばセールやポイント還元等のキャンペーンの際にアクセスするユーザーは、「オトクなときに何か買いたい」という意識が高いです。
また、特定の商品を探しているユーザーに対して、関連するキーワードで上位表示されることで、購買の可能性を高めることができます。

ショップランキングへの影響

ECモールの中でも特に楽天市場は、ショップランキングという指標があり、このランキングもSEO対策によって影響を受けます。
上位表示されることで、ショップランキングが向上し、更なる露出と信頼性向上が期待できます。

ECモールでのSEOは「キーワード選定」が重要!

楽天市場やYahoo!ショッピングのECモール内で重要になってくるSEOはキーワードの選定です。

もちろん自社ECのSEOでも重要であることに変わりはないのですが、商品ページ等のテンプレートが決まっているECモールにおいて、キーワード選びは特に重要です。

例えば楽天市場で欲しい商品を検索した際、いくつかのサジェストワードが表示されるのを見たことがないでしょうか。

※さつまいも と検索した場合の例

※さつまいも と検索した場合の例

この場合、さつまいもを取り扱う商品ページを検索結果に表示させるために、良く検索されるワードの「箱」「送料無料」「5kg」など、実際に販売する商品ページとサジェストワードに一致したワードを、商品名や検索の対象となる箇所に入れ込んでいくと良いでしょう。

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必要なのは「集める」ではなく「売れる」キーワード

ECモールの運営において、SEOの最終的な着地点は「売れる」ことです。

どれほどよいキーワードを選び商品ページへたくさんのユーザーが来訪したとしても、その商品が売れなければECモールでのSEOは成功したとは言えません。

先程のサジェストキーワードと併せて考えると、販売する商品(Ex:さつまいも)を買おうと考えているユーザーが気にかける可能性があるサジェストワード(Ex:5kg(量)、送料無料(配送料)、チップス(加工品)など)をキーワードとして入れることにより、ページを訪れたユーザーを購買に繋げることとなります。

どれだけ集客ができるキーワードでページのアクセスが増えても、それだけでは意味がないということを念頭に置いて考えるのが、ECモールのSEOの基本です。

キーワード選びを極めて検索上位を目指そう

キーワード選びを極めて検索上位を目指そう

楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazon、auPAYマーケットなどECモールでのキーワード選定は、競争の激しい環境での差別化やトラフィック増加に大きく影響します。
また、短期的な上位表示を目指すだけでなく、持続的なSEO努力を行い、ユーザーに価値を提供するコンテンツやサービスを提供することが、長期的な成功に繋がります。
ターゲットユーザーのニーズを正確に理解し、競合との差別化を図るために、戦略的なキーワード選定とコンテンツ最適化を継続的に行うことが成功の鍵です。

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