既にネットショップを開店している皆様、集客はどのように行っていますか?
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールの場合は、モールが販売している広告や検索機能を活かして商品ページに直接呼び込む方法があります。
ASP型のカートシステムを利用している場合、モールと違って集客も自分たちで行う必要があります。
Googleの広告やYDN(Yahoo! display広告)などのペイドメディアを利用して宣伝を行う方法が一般的ですが、今回はアーンドメディア(ブログやSNSで発信されるユーザーが起点となるメディア)の中から、Twitterの使い方についてお話したいと思います。
SNSを使っていますか?
一般的なSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)といえばFacebook、Twitter、Instagram、LINE(メッセージアプリですが、タイムライン機能があります)などが挙げられます。
それぞれのSNSサービスにはどんな印象を持っていますか?
たとえばFacebookは実名の登録を求められ、より友達や家族など、近しい人たちや仕事上の関係の人とつながるイメージです。
Facebookページを作成してお店の宣伝を行うことができます。
Instagramは写真・動画の撮影や編集。そして共有に特化したサービスです。自分で撮影した写真をおしゃれに加工して共有することができます。
投稿のテキストにURLを貼ることができないためネットショップのマーケティングに向いているかと言うと難しいですが、アパレルや食品を取り扱うネットショップでは自社の商品を見せるためのツールとして活用できるかと思います。
Twitterは「つぶやき」ツールです。ブログより手軽に始められ、Instagramと違って画像の投稿が必須ではないので比較的続けやすいSNSです。
ただその文化は少し独特で、使い方や投稿内容を誤ると良くない事態を招きやすいのもその特徴です。
【参考】20~60代のFacebook、Twitter、Instagramの利用率は?【MMD研究所調べ】
それでは、ネットショップ運営にTwitterを役立てるために、知っておきたいメリットやデメリット、基本的な使い方や活用法などを紹介します。
Twitterのメリットとデメリット
気軽に続けやすい
Twitterはブログと違い、長い文章を書く必要がありません。そもそも日本では全角140文字という制限があるため、長い文章を書き綴るのに向いていません。
ですが、逆に言えば短く簡単な内容が投稿しやすく、気軽で続けやすいということでもあります。
セール情報や在庫情報はもちろん、お店をより知ってもらうための商品情報や店舗スタッフに親しみを持ってもらいやすい気軽なツイートまで、店舗とお客様を繋ぐコミュニケーションツールとしても最適です。
リアルタイムに更新ができる
気軽に投稿ができるということは、リアルタイムな更新ができるということ。
バレンタインやホワイトデー、おせちの販売などイベントの際の在庫の状況が著しく変化する食品系のネットショップや、色やサイズで在庫に偏りの出るアパレル系のネットショップなどでは、残在庫の状況などをメルマガよりも迅速にその情報をお客様にお伝えすることができます。
リアルタイムであるからこそ気を付けなければいけない部分も多く、ショップのスタッフとしてツイートの前には、気にかかるような内容がないか、人から見て不快な部分はないかなど、一旦読み返してチェックしましょう。
Twitterのキホン
実際にTwitter未経験の方向けに、Twitterの使い方をご説明します。
ツイートの仕方
ログイン後左側のメニューの一番下にある「ツイート」ボタンを押し、開いた画面につぶやきたい内容を入力します。
画像を挿入したい場合は「画像を挿入する」ボタンを押して、投稿したい画像を選びます。
文字数は全角で140文字。あまり長くなりすぎないのがポイントです。
『タイムライン』と『プロフィール』
タイムライン
Twitterにおいての「タイムライン」とは、ログイン後左側のメニューから見られる「ホーム」画面のことです。
ここには自分がしたツイート、フォローしているアカウントのツイート、自分がしたリツイート(RT)、フォローしているアカウントのRT、フォローしているアカウントの「いいね」などが表示されます。また、ツイートの左下に「プロモーション」と書かれているものはTwitter広告の内容です。
プロフィール
プロフィールには自分のツイート、自分がしたRT、プロモーションツイートが表示されます。
リツイートと引用リツイート
リツイート
自分のツイート、または他の人のツイートを「再投稿=ReTweet」する機能です。しばしばRTと略されることがあります。
自分がフォローしていないアカウントのツイートをリツイートすることも可能で、情報を素早く他人に共有することができます。
昨今誤った情報の拡散が問題になることもあり、リツイートの前にはその情報が正しいかどうかを確認することも大切です。
引用リツイート
通常のツイートは、ツイートされた内容をそのまま再投稿するだけですが、コメントを付けて再投稿をすることもできます。これが、引用リツイートです。
リツイートと言う名前はついていますが、他人のツイートを自分のツイート内に“引用”してツイートするものです。
リプライとDM(ダイレクトメッセージ)
リプライ
リプライは、他のアカウントのツイートに対して、メッセージを送る機能です。
「@(ユーザー名) 本文」と言う形で表記し、指定したユーザーに直接メッセージを送ることができます。
DM(ダイレクトメッセージ)
ダイレクトメッセージは、他のユーザーから見えないところで特定のユーザーとやりとりができる非公開のチャットです。基本的には自分のフォロワーやフォローしている人とのみやり取りするものですが、誰にでも送受信ができる設定もあります。
知っておくと便利なTwitterのいろいろ
ツイートを固定する
固定ツイートは、自分のツイートの中からひとつを選び、プロフィールページのトップに常に表示させることができる機能です。
自分のプロフィールページへ来てくれたユーザーの目に留まるようになるので、宣伝したいことやアンケートを表示させておくと良いでしょう。
また、いわゆる「バズった」ツイート(短期間で急激に広がり、注目を集めたツイート)を固定しておくと、「あのツイートはこのアカウントが発信したものなのか」と認識してもらうことができます。
Twitterアイコンのサイズ
Twitterのアイコンサイズは400px×400pxの正方形で、形式はJPGまたはPNGになります。JPGの方がアップロードしたときの劣化が少ないので、JPGで作成するとよいと思います。
そしてTwitterアイコンはプロフィール画面でアップロードすると、400px×400pxの正円にトリミングされます。
切り取られるエリアにデザインなどを配置しないようにしましょう。
ヘッダー画像のサイズ
プロフィール画面に表示されるヘッダー画像はW1500px×H500pxの正方形、形式は劣化が少ないJPGをお勧めします。
プロフィール画像の一部はトリミングされたり、アイコンが被って表示されない部分があるので、作成の際にはデザインが隠れないように注意しましょう。
いまさら、でも遅くないTwitter
今回はTwitterの基本的な紹介をいたしました。
知っている人からすると「いまさら?」な内容です。だからこそ、今までノータッチでいた方には「いまさら誰にも聞けない」内容なのではないでしょうか。
次回は、ネットショップでTwitterを活用するいろいろな方法などをご紹介したいと思います!