いよいよ12月、年末商戦の山場を迎える時期です。
ECサイトを運営されている皆様も既に色々とスケジュールを立て、忙しい日常をお過ごしでしょうか?
楽天やYahoo!ショッピング、au PAY マーケット、Amazonなどのモールの他に、Google広告を出稿されている店舗様も多いかと思います。
楽天市場は細かく成果についてのデータが見られるようになっていますが、それを見ても実際に効果があるのか、どのような改善が必要なのか?ということを理解することも必要になります。
まずそのために、データで使われている用語が何を意味しているかを理解しておかなければなりません。
今回は、そんなweb広告の用語について、理解しておきたいものをまとめました。
「これってどういう意味……?」を無くして、効果的な広告運用を目指しましょう。
一度は耳にしたことがある? webマーケティング指標用語
Impression
インプレッション。imps、Impなどと表記されることも。
web上に表示されること。
表示された回数はインプレッション数と呼ばれ、1つのページに複数回表示された場合は、Impression数は表示された広告の数だけカウントされる。
PV
ページビュー数。
webページが閲覧された回数をカウントする。1人のユーザーが同じページを複数回表示したり、F5(ページ更新)でも回数が増加する。
UU
ユニークユーザー数。
webサイトを訪問したユーザーの数。デバイスやブラウザ単位でカウントされるため、PVと違い閲覧回数が重複されない。
CTR
Click Through Rate。クリックスルーレート。
広告のクリック数÷Impression数×100で算出する。
CTRが高くても購入に繋がらない場合はLPの改善の必要性を考えるなど、さまざまな指標になります。
CPC
Cost per Click。コストパークリック。
広告費用÷クリック数で算出する、広告が1クリックされるのにかかる表。
クリック単価とも言われ、クリック課金型の広告でコストを算出するのに用いられる。
CV
Conversion。コンバージョン。
webサイトに設定した最終成果のこと。商品の購入や資料の取り寄せ、会員登録など広告で誘導したユーザーを最終的にどのような結果に導きたいかを定め、それが達成されたかをみます。
CVR
Conversion Rate。コンバージョンレート。
webサイトや特定のページに訪れたユーザーが、最終的な目標を達成したかどうかの成果を表す指標。
CV数(成果数)÷セッション数(訪問者数)×100で計算する。
CVRを算出すると「サイト流入数を増やすのか」「成果達成のための導線やデザイン、アピールを変更するのか」などの改善策が見えてきます。
CPA
Cost Per Action。コストパーアクション。
コンバージョンを1件獲得するのに掛かった費用。広告費用÷CV数(成果数)×100で計算し、これが高すぎると費用対効果が薄いので広告運用を再検討する必要があります。
ROAS
Return On Advertising Spend。略して「ロアス」と読む。
掛けた広告費用に対して、どれだけ広告経由の売上が発生したかを測定する。
売上額÷広告費用÷100で計算し、実際に掛けた広告費用の何割の売上を立てたかを導き出す指標。
ECサイトでは1つの広告に対してさまざまな商品が販売されるため、ROASを使って広告費用対効果を出すことが多い。
離脱率
ユーザーがwebサイトを訪れ、そのwebサイトを離れる割合のこと。複数のページを巡回したユーザーがどこで離れるかを分析し、離脱するユーザーの多いページには改善が必要になります。
商品LPなのかショッピングカートなのか、或いはそのほかのページなのか、離脱率の高いページをユーザー目線で調査し改善を試みることは広告運用の上でも重要です。
直帰率
webサイトを訪問したユーザーが、そのページから移動せずすぐにサイトから離脱してしまった場合の割合。
離脱率同様、サイトの表示や導線に問題がないかを確認して直帰率を改善する対策が必要になります。
しっかり覚えてきっちり対策、webマーケティング!
上記はwebマーケティングの中でも、比較的基礎に近い用語になります。
似たような単語が多いためこれはなんだっけ? アレはどっちだっけ?となりがちではありますが、これらはすべて決して覚えておいて損にはなりません。
数年前までは耳にしたことがないようなROASや、今回昇華しいなかったROIなどの単語も出て来て、なかなかついていくのが大変なマーケティング業界ですが、これをきちんと理解しておくと広告のどこに問題があり、何をどう対応すればいいのかが分かりやすくなります。
既に広告を出稿している店舗様はこのあたりを参考に、自分の店舗の弱い部分をチェックして、どうすれば広告が売り上げに繋がるかを検討するPCDAサイクルを作ることができるようになるでしょう。
モール広告、Google広告、Yahoo!広告などで活用できる知識なので、まずは基礎として覚えるまではいかないまでも、何をいっているのかは理解してから広告の運用を始めることをお勧めします。
また、担当者だけで対応が難しい場合は分析ツールの活用もおススメです。
広告運用はすぐに効果を出したいマーケティングのひとつですが、効果を出すために何をするべきか、何が必要かを分析することもまた重要な作業のひとつなので、あらかじめそこを効率化しておくことで、担当者以外も問題点を見付けやすく、改善点も分かりやすくなるので、自分だけでは難しそう…という場合はぜひオタツースタッフご相談ください!