EC業務をヒアリングして「売上UP」「検索UI改善」を軸に自社サイトと楽天サイトをリニューアル。同時に受注から出荷までの業務改善を行うことで「運用改善」をご提案・実施させていただきました。
まずはお悩みをヒアリング!
サイトリニューアルにも様々な理由がありますが、今回のお客様は「EC-CUBE2.13系」を利用されていて、脆弱性対応(PHP7 / PostgreSQL11)を行うことがキッカケとなりご相談いただきました。
現状サイトの確認と改善点の洗い出し
ヒアリングを続ける中で、現在の状況を詳しくお聞かせいただきます。また現状のECサイトや裏側を調査していく中で、お客様も気づいていない現状問題と改善点を洗い出します。
リニューアル前の運用フロー
EC-CUBEと楽天の受注情報は、それぞれが別々の業務として物流倉庫側(WMS)に連携されており、さらにデータのやりとりは手動作業で対応されていました。
既に一元管理ソフトは導入されているのに関わらず、楽天からの受注を管理していて自社物流にデータ連携をしていただけで、本来の複数店舗を一元化させる機能は全く利用されていなかったのです。
リニューアル後の運用フローをご提案
そこで弊社では、データ連携の流れを「自動化」させることを前提に運用フローを構築します。
「Shopify」「楽天」からの情報を自動で取得できて、かつ自社物流倉庫との繋ぎこみでAPIが公開されている「ネクストエンジン」を採用して業務の中心に配置します。
「Shopify」「楽天」は、サイト制作や返金対応では使用することになりますが、基本は「ネクストエンジン」を見ておけば、すべての受注情報が確認できるようにしました。
さらに、自社物流倉庫とのデータ連携は「ネクストエンジンアプリ」を開発して、「ネクストエンジン」と「物流倉庫」との必要なデータ連携を自動化します。
自社物流とECシステムの繋ぎ込みをネクストエンジンの独自アプリで対応
ネクストエンジンアプリの役割は、「ネクストエンジン」に集まった全ての受注情報を、物流倉庫側のWMS(倉庫管理システム)のデータレイアウトに合わせてデータ変換してFTPサーバーに設置します。
その受け渡し時間を1回目を10時、2回目を12時など、あらかじめ倉庫側と業務のタイミングをすり合わせておきます。時間になるとWMS側からデータを取得することで出荷作業が可能となります。
作業完了も同様に、当日に出荷した送り状番号と、入庫した最新の在庫情報を返却してもらうことで、「ネクストエンジン」さらには「Shopify」「楽天」での受注ステータスの変更や、出荷完了メールが配信されます。
サイトリニューアル後の運用状況
サイトリニューアルと同時に業務の運用フローを見直して出来る限りの自動化したことで、お客様本来やらなければならない「売上アップ」「顧客満足度の向上」といったところに注力しやすい環境になりました。
これまでに問い合わせの多かった内容に関する、ページコンテンツの準備や、販促スケジュールに沿ってのメルマガ配信や、周期的なサイト更新や分析PDCA。
さらには自動化の土台は出来上がっていますので、今後はAmazonなど新たな販売チャネルの追加をしても、業務の運用フローは変わりませんので、売上アップをしても業務コストは抑えられて販売利益率が増えるといった構造になりました。
複数店舗のサイト構築や業務改善なら、実績豊富なオタツーにぜひお任せください!
オタツーには、これまでお客様と一緒に積み重ねてきた課題解決事例が豊富にあります。御社のスタッフのように寄り添い、伴走型でサポートしていきます。ECやDXの課題やリニューアルで悩まれていましたらぜひお気軽にご相談ください!