以前、Yahoo!ショッピング店でのSEO対策として、商品名の改善についてのご紹介を致しました。
Yahoo!ショッピングのSEO対策!今すぐできる「商品名」対策。
楽天市場もまた、GoogleやBing、Yahoo!などの検索とは違った独自のアルゴリズムを持っています。
今回は楽天市場の集客テクニックとのひとつとして、楽天ショップSEOについてご案内いたします。
目次
楽天市場ではSEO対象項目になる?
ある商品を購入しようと、GoogleやYahoo!などで検索をすると、検索結果の上位にAmazonや楽天市場の「検索結果」が表示されることがあると思います。
それだけAmazonや楽天はSEOが強いということなのですが、つまり楽天市場の検索結果の中で上位に表示されることで、その商品を探す人の目に留まりやすくなるということ。
これを見ても楽天市場の中での検索結果の重要性が理解できるかと思います。
実際に楽天市場で商品登録をする際に、どの項目がSEOの対象になっているかをチェックしていきましょう。
- 商品番号(PC/SP)
- 商品名(PC/SP)
- PC用キャッチコピー(パソコン・アプリ検索)
- モバイル用キャッチコピー(スマートフォン検索)
- PC用商品説明文(パソコン・アプリ検索)
- モバイル用商品説明文(スマートフォン検索)
- PC用販売説明文(パソコン検索)
以上の7項目が重要な対象項目です。
この中で特に重要な項目について確認していきましょう。
商品名(PC/SP)
商品名は全角127文字以内での表記が必要になります。
商品の基本的な情報である
- ★商品名
- ★メーカーやブランドの名称
- ★カラー、プリントなどのバリエーション
- ★サイズ、容量、数量
- ★メーカー型番
- その他購入オプション(送料無料など)
- 楽天で開催されているイベント名
- 割引率、ポイント〇倍など
★の内容が検索時に重要とされる項目です。
それ以外の3点については検索対象として重要と言う訳ではありませんが、検索結果に表示された時にユーザーの興味を引く内容となるので、入れておくとよいでしょう。
また、商品名の上限は全角127文字ですが、スマートフォンでは30文字程度しか表示されないので、そちらを注意した商品名の記載が必要になります。
キャッチコピー
キャッチコピーはPC用、スマートフォン用それぞれの項目に分かれています。
PC用は全角87文字、スマートフォン用は全角30文字で、
どちらもページ内では商品名の前に表示されます。
ここには商品名の項目に入りきらなかった季節需要やイベント需要、「おせち」と「お節」の表記ゆれの記述などを記載するとよいかと思います。キーワードだけじゃない? 「商品属性」の設定
検索結果に正しく表示されるために、商品情報登録の際に必須な項目があります。
それは「商品属性情報」の項目にある「全商品ディレクトリID」と「タグID」です。
このふたつの項目は、楽天市場内のカテゴリ(店舗の商品カテゴリとは別です)内に正しく表示されるために必要な設定です。
「全商品ディレクトリID」は楽天市場のカテゴリに正しく表示されるため、
「タグID」はカテゴリの中のさらに下層の絞り込み検索に必要になる項目です。
「タグID」は設定した「全商品ディレクトリID」の中で、たとえば食品であれば食材や産地や容量、アパレルであればサイズやカラーなど、各楽天市場のカテゴリの中でユーザーが絞り込み機能を使用した際に使用されます。
絞り込み機能を使用された際に正しく商品が検索される為に、商品の正確な情報の「タグID」を割り振るようにしましょう。
ここが正しく設定されていないと、絞り込みの結果に表示されなくなってしまいます。
楽天市場の検索で上位に表示されるためには?
SEOの基本のお話になるのですが、楽天市場の検索対策でもビッグワード(誰もが知っているような汎用的な単語)はよく検索されますが、検索結果がその分膨大なものになり肝心の商品が結果の中に埋もれてしまいます。
なので、通常のSEOと同じようにミドルワード、スモールワードの対策も必要になります。
例)
-
ビッグワード
コート
-
ミドルワード
コート ロング丈
コート 黒
-
スモールワード
コート ロング丈 通販
コート 黒 レディース
このようにビッグ⇒ミドル⇒スモールの順に検索数は減っていきますが、その分検索したユーザーの目的がはっきりしている為成果につながりやすいという特徴があります。
特にショッピングモール内で商品を検索するユーザーは明確に「こういう商品が欲しい」という目的を持っているので、スモールワードを設定することでより購入へと繋がりやすくなるでしょう。
まずは売れ筋商品、季節商品の対策を!
まだ商品数の少ない店舗様ならまだしも、商品数が増えてきた店舗様については「見直さないといけないところがたくさんある……」と考えて、ちょっとしり込みしてしまうかもしれません。
そういった場合はまず、店舗の売れ筋商品を見直してみてはいかがでしょうか。
また季節需要の商品、お歳暮や福袋など季節のタイミングにあった商品の見直しなどもおススメです。
その他にも、楽天市場から提示されているデータを確認し、よく検索されている商品なども見直していくとよいでしょう。
検索はよくされているのに購買に繋がらない商品なども、見直しの対象にしてみてください。
商品ページの内容や商品自体が、検索ワードに合致していないためにユーザーが離脱している可能性があります。
ECサイトでの売上を上げるためにはまずユーザーに「見付けられること」が最重要になってきます。
その為のモールのSEO対策をぜひ初めて見て下さい。