自社ECサイト制作で広げる会社の“財産”と“可能性”

自社ECサイト制作で広げる会社の“財産”と“可能性”
                        

オンラインショッピングは、スマートフォンやパソコンの普及とともに今や一般的な行動になり、物流のあり方が見直されるほど社会にとっても大きな影響を与える存在となっています。

Amazonや楽天市場やヤフーショッピングなどのショッピングモールには、モール自体の知名度や充実した商品の品ぞろえ、集客力と言った面で、購入する側にも販売する側にも大きなメリットがあります。
しかし、ネットショップを運営する側にとってはすべてが良いことばかりともいえません。

そこで検討すべき点として挙げられるのが、独自の自社ECサイトの制作展開です。
自社ECサイトのデザインや、場合によってはシステムさえゼロから組み立てることのできる自社ECサイトは、なんでもできそうに思えるかもしれません。しかし、立ち上げの準備や運用までの工程の多さや、サイトデザインやシステム構築にかけるコストなど、考慮する点はいくつもあります。

自社ECサイトの現状を知り、運営するにあたっての最善策を探ってみましょう。

自社ECサイト制作は「お手軽」「リーズナブル」な時代に

自社ECサイト制作は「お手軽」「リーズナブル」な時代に

「自社ECサイト制作」や「システムの構築」といった言葉を聞くと、コストや人員がかなり必要になる印象を持ってしまいがちです。
実際、以前まで自社ECサイト制作はかなりのコストが必要でした。専門業者に依頼し、いちからすべてを構築していたのですから、当然手間も時間も、そしてコストも多大なものだったのです。高額になると数千万近い予算がかかるケースも少なくありませんでした。

しかし、最近は環境の充実と新しいサービスの登場などにより、低価格で自社ECサイト制作ができるようになっています。各種ASPの利用や方法次第で、自社ECサイトは手軽に手ごろに快適に制作でき、運用することが可能です。

自社ECサイト制作のメリットデメリット

自社ECサイトのメリットデメリット

商品をネットショップで売る方法は、ショッピングモールでの出店や出品が一般的です。その中で自社ECサイトの制作を手がける際のポイントは何でしょうか?

自社ECサイト制作のメリットは「財産になる」という点

自社ECサイトの制作には、以下のようなメリットが挙げられます。

  • コストが管理しやすい
  • オリジナルの施策が打てる
  • 自由なブランディングができる
  • ノウハウを蓄積できる
  • 顧客データを持てる

ショッピングモールでのネットショップ運営には月額費用が必要です。さらにシステムや追加機能の使用料や売り上げマージンなどの諸経費がかかる場合があり、ランニングコストが高くなりがちです。
しかし自社ECサイトでは基本料金だけでショッピングモール出店のような追加機能の使用料や売り上げマージンなどの費用は不要なケースが多く、比較的安価に運営できます。

開店直後や店舗の知名度が低い場合の集客施策は必要ですが、オウンドメディアやSEO対策やリスティング・SNS広告の活用など、店舗に合った形で対策を行うことが出来ます。
また、ショッピングモールと違いPVや購買率などのデータ、それから顧客データを自分たちで蓄積管理できるため、正確なサイト分析や各種CRM施策が可能になり、データに基づく定期的な分析と改善が行うことが出来ます。

「自分たちに合った施策」が一定の成果をあげるまでの間にそれなりの労力やコストが必要になるかもしれませんが、試行錯誤の末に蓄積されたノウハウとデータは、会社の事業や規模を拡大していく上できっとおおきな財産となることでしょう。

自社ECサイト制作のデメリットはメリットを得るための投資ととらえる

逆に自社ECサイトを制作するデメリットとしては下記のような内容が考えられます。

  • ノウハウの蓄積に時間とコストがかかる
  • 自分たちで集客しなければならない
  • 自社で自分たちにあったシステム選定及び制作をする必要がある
  • 認知されるまでの期間が長くなりがち

しかしこれらは自社ECサイトの弱みという側面だけではなく、メリットへつなげるための「必要な投資」という側面も持っています。

ノウハウの蓄積はメリットと表裏一体です。実際、資産といえるまでのノウハウが蓄積されるまでには多大な時間とコストがかかります。また、そもそも大手企業が運営する自社ECサイトであれば、広告に頼らなくてもそれなりにユーザーは訪れますが、そうではない大部分の自社ECサイトでは、自社で独自の集客施策は必須となってきます。

知名度の高い会社であっても、自社ECサイトの存在が知られていないのであれば、独自の集客施策は必要です。最適解を見つけ出すためには、費用と時間は必要不可欠となってきます。

自社ECサイトでは、ショッピングモールとの違いを踏まえた準備を

自社ECサイトでは、ショッピングモールとの違いを踏まえた準備を


自社ECサイトの独自展開に必要なものとは

独自の自社ECサイトの制作を検討する場合、事前にいくつか確認して明確にしておきべき事項があります。その上でショッピングモールへの出店・出品との相違点や特徴もきちんと把握しておきましょう。
ショッピングモールといういわばテナント出店とは違い、独自ECサイトを持つために、入念な準備が必要です。

  1. 自社ECサイト制作の目的
  2. どのような課題、問題点を解決しようとするのか
  3. 自社ECサイト運営開始までの工程と構築方法
  4. 開設までのスケジュール

自社ECサイトを立ち上げる目的はやはり商品やサービスが購入され、売り上げを向上させることでしょう。ですが、ただ「売る」だけではない、たとえば顧客リストの作成やマーケティングリサーチといった目的が存在する場合もあるかもしれません。そのため、どのような業務に重きを置きそれに併せてどんな自社ECサイトのデザインをつくるか、といったはっきりとした構想は必要です。

自社ECサイトとショッピングモールの違い

自社ECサイトとショッピングモールの違いは、そのまま双方の便利な点や不便な点ともいえます。
ショッピングモールは初期導入費用が比較的安価で、独自の集客施策などをしなくてもある程度のユーザーが集まる集客力があります。しかし売上に応じた追加料金や、さまざまな機能を利用する際の費用も生じます。そして自社ECサイトと比較すると圧倒的に自由度は低いです。また、競合他社との価格・サービス比較になりがちな側面もあります。

ショッピングモールにはショッピングモールならではの利点が数多くあります。だからこそ、自社ECサイトでは自社ECサイトでしかできない、または実現したいプランを明確に持つことが求められます。

自社ECサイトの制作方法

自社ECサイトの制作方法

自社ECサイトを制作する方法は、大きく分けて5つあります。

  • オープンソース……ある程度ECサイトのノウハウがある企業向け
  • ASP……初めて自社ECサイトを作る個人事業者や中小企業向け
  • ECパッケージ……中・大企業向け
  • クラウドEC……中・大企業向け
  • フルスクラッチ……導入実績は有名企業に多い
ネットショップ開業のための基礎知識。立ち上げに必要な準備やポイント、カートシステムは?

新規の自社ECサイトでよく利用されるのはASPです。これは自社でショッピングカートのシステムを構築する必要がない、ブラウザを使って管理画面上で制作・運用するサービスです。
初期費用を抑えめに、または無料で利用できるASPカートもあり、メリットも数多くあります。デザインの自由度も高く、逆に簡素なものなら短い時間で開店ができるなど、フットワークの軽さが特長です。

自社ECサイトの制作にはサイトの完成と完成後の運用までのステップにさまざまな選択肢があります。どの方法を選択するにしても、事前の準備はしっかりと整えましょう。

自社ECサイトの開店までに目的や課題を洗い出し、そこにかかる工数を知り、必要なものをピックアップして予算やスケジュールを検討し決定しなければなりません。商品やサービスに対する知識や情報量は多くても、実際自社ECサイトを運営するためのノウハウはこれから、という店舗様も多いでしょう。
そういった問題点やコストや労力を削減するために、自社ECサイトを制作するサービスを提供する業者が数多く存在しています。

自社ECサイトの開店までを業者に任せるとなったとした場合、次に浮上する問題は「業者選び」です。

実際に制作手法の選定やデザインの決定、データの収集などサイト制作にかかわる項目だけではなく、競合他社の分析やそれぞれの自社ECサイトに適したマーケティングの施策など、より結果の出せる運営をしていくために検討すべき点は多いです。
そのひとつひとつをクリアしていくために、自社ECサイトの制作を信頼できる業者に委託することは、イメージする自社ECサイト制作の完成への着実な手段のひとつでもあります。

まとめ

さまざまな知識と時間をつぎ込み作り上げた自社の商品やサービスは、誰かに購入され利用されることで初めて存在価値が生まれます。購買層はさまざまですが、そのすべてが人や社会を快適にし、幸せになることを願って生まれたものであるはずです。
第一の目的は間違いなく売上を確立し利益を上げることですが、せっかく自信を持って販売する商品なのですから、できるだけ多くのユーザーの手元に届けたいものですよね。

そのような目的を達成する手段として、自社ECサイトの制作は非常に有効です。また、既にショッピングモールへ出店をされている場合でも、リスクの分散や販路の拡大といったメリットから自社ECサイトを制作し開店することは、会社としての新たなステップになりえるでしょう。

多店舗展開に自信がない、自分で自社ECサイトを制作するのは難しそう時間がない、などのお悩みから自社ECサイトの展開を踏み止まっているようでしたら、ぜひオタツーにご相談ください。
販売する商品や目的にあわせたカート選定や出店先モール選定、開店から開店後の運営までを万全の体制でサポートします。
新規の自社ECサイトの制作・開店だけではなく既存の自社ECサイトのリニューアルなどもお任せください。

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